続、富士山日記
初日、晴天、絶好の登山日和。
相方を待つ。
携帯の着信を確認
・・・汗
” 圏外!!”
集合場所を決めてなかった。
”五合目でね” とは言ったものの、五合目は広い人も多い。
まずい・・・
便利な生活に慣れた自分に、改めて考えさせられた。
考えたところで仕方がない。
あとは、神頼み。
ここは、日本一高い山。 願いも届きやすいかも。
いよいよ、待ち合わせの時間。
・・・・?
さすが、日本一。
良かった。 これで、登れる。
そこには、久しぶりに見る友人の顔が。
ちょっと、感動。 ・・・涙。
まずは、六合目。
早くも雲の中、山の天気は変わりやすいと言いますが。
七合目、そこは別世界。
富士山は、登るよりも見るもの。
緑もなくなり、岩、石に砂。 思っていた以上に美しくない。
空気も薄くなり、足も重い。
先行く人たちは、みんな ”ハプニング(映画)”状態。
もしくは、ゾンビ。 (笑)
傍から見たら、僕もそう見えたんだろうな。
10m程登っては、止まっての繰り返し。
情けないけど足が動かない。
まさかと思うけど、笑っちゃうぐらい必死。
ついに雨。 そして雷。 隠れる場所は無い。
気持ちは焦りながらも、体はゾンビ。
そうこうしてると雨もやみ、晴れて虹。
気のせいか、虹が大きく見えた。しかも、下のほうに。
おまけに、影富士。
なに、これはスペシャルコースですか?
ちょっと感激!
いよいよ、八合目。
きょうは、ここでお泊り。 山小屋までは、あと少し。
でも、ここからが一番苦しかった。 もう、足に鉛が付いてるみたい。
しかも、ここまで来てまた雨。
”またですか、合羽脱いだのに~。” なぜだか、怒り。
やっと、到着。
ご飯を食べて、あとは寝るだけ。
早! まだ、PM6:00。 しかも、寝る床 ”超ー狭!!”
枕の幅しかないんです。
”寝れるか、こんなんで。” 山男は、タフでないとやっていけない。
二日目は、快晴。
待ちに待った、御来光。
写真でお楽しみください。
終に、頂上、登頂!! ありがとうございます。
感動もそこそこに、そこは気温6℃。 寒!
しかも、頂上には、沢山のお土産やさんが。 さすが、日本一の観光地。
缶コーヒーが400円。 ご苦労様です。
さて、河口を廻って帰ります。 途中、観測所でNHKの中継が。
ほんと、富士山ではさまざまな経験が出来ました。
最後の、写真は ”ゴンタ”。 五合目から六合目まで人を乗せています。
人間の年で、35歳ぐらい。 なんだか、共感してしまって。
頑張れ、ゴンタ。
また、来年。